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世界最古と言われる商品券の考案

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相手によって売値を変えるのが当たり前だった江戸時代に、にんべんは「現金掛け値なし」を実践。値引きも不当な利益も要求しませんよ、という姿勢が信頼を呼ぶことになったようです。

信頼こそが商売の基本です。このことを象徴するような「発明」が6代目のときに行われたのです。
それが世界最古と言われる商品券の考案です。

貨幣の代わりに、銀二匁に相当する銀製の商品券を発行し、資金の安定や顧客の囲い込みといった、優れた経営手段を創案したのです。

これは言ってみれば銀本位性、とも言うべき等価交換システムなので、構造上の利益は出にくいはずです。
そこで六代目はすぐに商品券を紙にしました。これはすごいですね。今は商品券が流通しているから当たり前に思いますが、六代目の発想の転換と、江戸の町の人に愛され、信頼されて続いてきたにんべんのブランドがあったからこそ出来た画期的なシステムです。

高津さんいわく、「今でこそ商品券は紙が当たり前ですが、商品券という概念すらさほど浸透していなかった時代に、紙に銀と同等の価値を認めてもらうというのは、容易ではなかったはずです。ですので、商品券の成功は、歴史的にも大きな進歩を刻む出来事であり、にんべんが当時の人にとって、いかに信頼されるブランドになっていたかを証明する出来事でもあるんです。」

現代のキャッシュフロー経営なんていうお話の前にすでにこういうことを実施している
会社があったというのは日本人として嬉しいことですね。


◆伝統の継承

食材に係る老舗の食卓にいったいどのようなものが供されるのか興味深く、高津さんにうかがってみました。

「毎日の食事はいたって普通だったと思いますよ。他の家庭と同じくらい外食に出かけ、他の家庭と同じようなメニューが食卓に並んでいたのではないでしょうか。ただ、大晦日から元旦、小正月である1月15日までは、江戸時代から高津家に代々伝わる正月料理をいただいていましたね。」鰹節をたっぷり使用した、澄まし汁をベースにした雑煮が主食に、食べ方や家庭内での食べる順番まで、きちんと決まっているそうですが、高津家のオリジナル色が強い慣わしではなく、あくまで江戸時代の庶民の正月料理の食べ方を継承しているそうです。
高津さんはパワーポイントで高津家の食卓や作法についての資料をつくっていらっしゃって拝見したのですが、当たり前のことを当たり前につづけることの大切さと工夫をそこに垣間見ることが出来ました。

社内のみなさんにも鰹節削り器を配布したり、食事の機会を設けて「味」の継承につとめていらっしゃるそうです。

前回の船橋屋さんでも感じましたが、「食」「味覚」は形がないものなので引き継ぎが難しいものだと思います。

様々な努力があって今に続いてきているということを気付くことが出来たお話でした。


◆様々な新しい試み

にんべんには隠れたヒット商品がたくさんあります。


ネットでも話題になったかつおまん
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かつおまん・かつおまんチーズ入り好みを選べて【送料お得】お試しセット


寒いシーズンになると、にんべん本店の店頭でも扱っていますので
ぜひ皆様お試しあれ

かつお解体君
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【食育玩具】かつお解体君

こちらも学校の授業などでも使われているかつおの解体が出来るぬいぐるみ。

どちらもユニークな商品ですよね。にんべんが愛される理由がよくわかります。
にんべんnet倶楽部

 伝統とは、革新の連続である(虎屋の黒川社長の言葉)、という言葉がありますが、高津さんは、これからどういう革新をしていかれるのでしょうか?

「和食のイメージが強い鰹節ですが、和食のみならず、洋食・中華・エスニック等との融合もきっとできるはず。フランス料理などとの融合が実証できたら、鰹節の可能性、そして活躍の場はもっと広がるでしょうね。
あとはレストランかどうか分かりませんが、実際にお客様ににんべんの商品を使った料理を召しあがって頂くお店もやってみたいとは思っています」
ブイヤベースなどはまさに魚のだしで成り立っている食べ物で、西洋にも「だし」は十分通用するはずです。

日本食ブームに沸く海外でにんべんの「だし」が愛されるようになるのも近い将来のことでしょう!

今日の夕飯は何にしますか?

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【にんべん】
http://www.ninben.co.jp/

◆プロフィール

名前   高津克幸さん

生年月日 1970年1月29日

経歴  

平成5年  青山学院大学経営学部を卒業

同年    株式会社高島屋横浜店に就職

       (当時は㈱横浜高島屋で別法人でした。その後㈱高島屋と合併)

平成8年  高島屋退社

同年    株式会社にんべん入社

       大井川事業所、商品部、直販営業部、流通営業部、総務部勤務を経て

平成16年 現職に至る

趣味     アウトドア

座右の銘 特に無し(高津家では家訓などを特に大々的に掲げてきてはいないそう)

尊敬する人  伊藤忠商事 取締役会長 丹羽宇一郎氏

         (会社の危機に際し、自らの給料を返上して改革を進める姿に感銘を受けた)


オススメの書籍 

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オススメの手土産は かつおまん
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行きつけのお店  両国橋 鳥安
            八丁堀 まる


監修 宮本芳彦

文責 林正勝


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