あの世から来たR.I.P.D.捜査官

2013.10.01

オトコに見せたいこの映画『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』 /第143週(火曜担当/松村 知恵美)


"R.I.P."

映画などで、こう刻まれた墓碑を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
この言葉は"Requiescant in pace"、"Rest in peace"などの略で「安らかに眠れ」という意味です。

今回紹介する映画『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』の舞台となるのは、"Rest In Peace Department"ことR.I.P.D.。
あの世に行かずにこの世に残り、生きている人びとを惑わそうとする悪霊たちを取り締まる、あの世のエージェントたちが所属する組織です。


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この映画の主人公のニックは、ボストンのエリート刑事だったのですが、ある日殉職。
あの世に行く途中で、R.I.P.D.にスカウトされてしまいます。

このR.I.P.D.、この世の秩序を保つため、この世にはびこる悪霊たちを"あるべき世界"に連れ帰るという組織。
かつて命を落とした警官や保安官たちがスカウトされ、エージェントとして働いています。

このR.I.P.D.の面白い点は、このエージェントたち、それぞれ自分が亡くなった時の流儀を保っているということ。
現代の刑事だったエージェントはラフな格好をしているし、制服警官だったエージェントは警官の制服を着ているし、西部開拓時代の保安官だったエージェントはカウボーイのような格好をしています。

それぞれに、自分の美学や流儀を貫きながら、悪霊退治というミッションに励んでいるのです。


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このエージェントたち、一度は死んだ身。
それぞれ死んだ時のままの姿でこの世に戻って仕事をしているのですが、死んだ人がそのままの姿で戻っては、残された人びとも混乱してしまいます。

というわけで、彼らがこの世に戻る時、本人たちの目にはいつもどおりの姿で映っているのですが、この世に生きる人間から見ると...。


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ライアン・レイノルズ演じるニックはなぜか中国系のおじいさんに、ジェフ・ブリッジス演じるロイはなぜか超ナイスバディの金髪美女に。
このギャップが、笑いを誘います。


スペシャルなパワーを持つ秘密組織のエージェントたちが、人間の世界に潜り込んだ人外のものを取り締まる...と言えば、黒い服を着た二人組が登場する人気シリーズを思い出す人も多いかも。
この『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』は、こういった奇想天外なストーリーが好きな人にぴったりの一作。

何も考えず、頭を空っぽにして楽しむのにぴったりな作品といえるでしょう。


(松村知恵美)


『ゴースト・エージェント R.I.P.D.』(96分/アメリカ/2013年)
原題:R.I.P.D.
公開:2013年10月18日
配給:東宝東和
劇場:TOHOシネマズ日劇ほか全国にて
公式HP:http://ghostagent-ripd.com/


<STORY>
ボストン市警の刑事・ニックは凶悪犯のアジトに踏み込もうとし、殉職してしまう。彼を撃ったのは、相棒の刑事・ヘイズだった。天国へ行くはずだったニックは「R.I.P.D.」という悪霊を取り締まる死後の世界の秘密組織に連れ込まれ、そこのエージェントとなることに。ニックの相棒となるのは、西部開拓時代の保安官だったベテラン・エージェントのロイ。ニックはロイとともにこの世に戻り、悪霊たちをあの世に連れ帰る任務に就く。


原作:ピーター・M・レンコヴ
原案:デビッド・ドブキン フィル・ヘイ/マット・マンフレディ
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ジェフ・ブリッジス/ライアン・レイノルズ/ケヴィン・ベーコン/メアリー=ルイーズ・パーカー/ステファニー・ショスタク/ロバート・ネッパー/ジェームズ・ホン/マリサ・ミラー/マイク・オマリー/デヴィン・ラトレイ/ラリー・ジョー・キャンベル


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