体罰のいらない指導法23「学び続ける」

2013.09.02

「全然上手くならへん」  


これはある指導者がつぶやいていた一言です。

誰が上手くならないのかと言うと、実は自分が指導している子どもたちだそうです。

言った本人はそのように思っていないかもしれませんが、聞きようによっては「上達しないのは子どもたちのせい」というふうにも受け取れる発言であり、「ちゃんと言って聞かせているから、自分には非が無い。」ということの裏返しのようでもあります。

私は「成長は子どもだけがするものではなく大人もしなければならないも。失敗も然り」だと考えます。

大人は「子育て・教育・指導」すべては良かれと思ってやるはずです。

しかし、子どもの成長を観ながら、「上手くならない」と相手に委ねるのではなく、「本当にこれで良いのか?」といつも自分自身に問い続け、(無いかもしれない)正解を求め続ける為に学び、チャレンジし、失敗し、改善し続けることをセットにしなければなりません。

また『間違いを教えたい』と思ってやっている人はいないはずです。

「あれは間違っていたんじゃないか?と振り返ることはあります。」
全国高校サッカー選手権大会で優勝経験もある流通経済大学付属柏高校の本田監督も著書で、後悔にまつわる話を同じような表現で仰っていました。

何度も言いますが、そのために指導者は、オープンマインド(心を大きく開き、他人の意見や様々な情報を受け入れる態勢を作ること)で学ぶ姿勢を持ち続けることです。


冒頭にあげた「全然上手くならへん」と言っていた指導者の言葉を悪く受け止めて話を進めましたが、もちろん真意は逆です。

全然上手くならへん。の裏には『過去に身に付けてしまった間違いを修正するには時間がかかる』『早急に間違いに気づかなければならない』という現状を打開しなければならないという前向きな発想が隠されていたはずです。そして、この経験をもとに『正解を探し求め、問題を改善し、正解を伝え続けていかなければならない』ということだったのだと。

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