赤尾修

体罰のいらない指導法25「仲間作りは、自分作り。」

「いっしょにやろうよ。」は「脳」の本能をフル活用する行動 最近「脳科学」という言葉をよく目に耳にします。専門分野でないにしろ、脳に関する著書を読んでみると実に興味深いものです。 なんとなく感覚で伝えていた自分の経験が、「脳」の仕業でもあったことが判明。驚きや納得とともに幅が広がる感覚を受けています。今回はそこでの気づきを1つ紹介させていただきます。 子どもたちにも言い伝えている「仲間を大切に」ということ。 実は、脳(自分が生きていくため)にとっても良いことだったというなんです。 脳には、生まれながらにして「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」という本能があるそうです。このうち、「仲間になりたい」という本能は、脳に「人が喜ぶことが自分にとってもうれしい」と感じさせます。つまり脳は、 …

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体罰のいらない指導法24 ご縁の自覚〜命のバトン〜

「事実の確認をします。」「皆さんは人間ですか?」 「人間でしたら、皆さんが生まれたのは「両親」という存在のおかげで生まれました。皆さんのご両親は、ご両親の両親(祖父母)から生まれました。皆さんのご両親の両親は、その両親(祖祖父母)から生まれました。3代遡るだけで8人が関わってきたのです。」 「では、10代遡ると何人の人が関わっていると思いますか?」 「答えは2046人です。」 「戦争や天災いろんな苦難を乗り越え、2064人の命のバトンが受け継がれ、いまあなたがここに存在します。」 株式会社武蔵野常務取締役を務める矢島様の講演で頂戴したお話です。 『いじめによる自殺』や『育児放棄による殺害』はまだまだ後を絶ちません。 ここで途絶えてしまった命のバトン。 なんともいたたまりま …

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体罰のいらない指導法23「学び続ける」

「全然上手くならへん」   これはある指導者がつぶやいていた一言です。 誰が上手くならないのかと言うと、実は自分が指導している子どもたちだそうです。 言った本人はそのように思っていないかもしれませんが、聞きようによっては「上達しないのは子どもたちのせい」というふうにも受け取れる発言であり、「ちゃんと言って聞かせているから、自分には非が無い。」ということの裏返しのようでもあります。 私は「成長は子どもだけがするものではなく大人もしなければならないも。失敗も然り」だと考えます。 大人は「子育て・教育・指導」すべては良かれと思ってやるはずです。 しかし、子どもの成長を観ながら、「上手くならない」と相手に委ねるのではなく、「本当にこれで良いのか?」といつも自分自身に問い続け、(無いかも …

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体罰のいらない指導法22「いろいろな選択の中から」

お子様が「○○やってみたい。」と言ってきた時に親としてどのような対応をとるべきか? 受け止めていただきたいことをとりとめも無く書いてみました。 「スポーツをやってきて損をしましたか?」 「スポーツをやってこなければ良かった。と思いますか?」 私自身スポーツとは長い付き合いになります。子どもの頃から始めたサッカーは今でも現役ですし、スポーツ関係の仕事していることもあり、数えた訳ではありませんが、スポーツをする方には何万人と出会うことができました。(この先も) 会話の中で、この質問をさせていただく機会も多々あったのですが、冒頭の質問に対して「イエス」と答える方にまだ出会ったことがありません。 「なぜなら、スポーツは楽しいから」と、皆さん口を揃えたように答えてくれました。 もち …

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体罰のいらない指導法21「才能と宝」

「サッカーが上手!?そんなの関係ないですよ。サッカーを好きでいられることこそ才能であり、才能に溢れるこの子たちは宝ですよ。」これは、サッカー元日本代表で現在は青少年の育成に携わっている方から頂いた言葉です。 『好きになれる、好きでいられることが才能』『子は宝』この言葉を聞いた瞬間、本当に胸が熱くなりました。 才能溢れる人(選手)は?と、聞かれると、どんな人を想像しますか? 先日、日本代表にも招集されたセレッソ大阪の柿谷選手のような今をときめく選手でしょうか? 私も以前はそうだったかもしれませんが、志半ばでリタイアする仲間や選手をたくさん観てきた自らの経験と、現在でも現役選手を続ける自分にとって「サッカーをすきでいられることこそ才能であり、才能にあふれる子は宝」という言葉は本当に重く受 …

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体罰のいらない指導法⑳運動会から見えてくるもの

今年は暑さのスタートダッシュも快調のようです。 気が早いですが、子どもたちにとっての暑い夏が過ぎるとその先に運動会シーズンが待っています。 以前、新聞で面白い特集を見つけたのを思い出しました。 「好きな運動会の種目は?」という記事です。 小学5年から中学3年までの男女200人が対象。 実を言うと、自分が予想した順位とほぼ変わりがありませんでした。(皆さんが順位をつけるとしたらどのようになるでしょうか?) 順位はと言うと 1位 リレー、2位 徒競争、3位 騎馬戦、4位 玉入れ、5位 大玉ころがし 6位 綱引き、7位 応援合戦、8位 ダンス、9位 組体操・マスゲーム、10位 障害物競争 1位の「リレー」は男女、学年、問わず圧倒的で、(運動会と言う枠を外して)最も好きな種目を尋ねた場合で …

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体罰のいらない指導法⑲「勝敗を分けるものは何か?」

「そこや!そこ!」「最後、ひと押しや!」 スポーツの世界で勝敗がつきものです。 『勝負へのこだわりが尋常でない』と、多くの方からお褒め?(若干引かれてる?)の言葉をいただけるくらい自分自身でも勝負にはこだわっているつもりです。ですからスポーツの世界にある勝敗には美しささえ感じます。 スポーツを続けている中で敗戦も多々経験させていただきました。しかし、その度に「勝負するのはあくまで同じ人間ですし、絶対に追いつかないことはない。次は絶対に勝つ!」という思いだけは常に頭の中にありました。 「あと、0コンマ何秒だけ。」「あと、1歩足が出ていれば。」 トップを極めた世界の勝負の分かれ目というのは、パッと見、それほど大きな差ではなく、ほんの些細な差のように感じます。しかし、その些細な差は、 …

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体罰のいらない指導法⑱「スタートの話」

"1を2にするより、0から1にすることの方が難しい" 新しい何かに挑戦すると、その度に『とてつもないパワーがいるものだ』と感じます。 その反面「少ない力で大きな成果をあげる」という知恵も身につきましたが。 ある芸人さんが「ネタの最初の最初の出だしを考えたことで、作品はもう90点だ。」と言っているのを聞いて妙に納得したのを覚えています。 私が代表を務める弊クラブでは、ほぼ毎日のように、どこかの会場で子どもたちがスポーツとご縁に恵まれます。 すでにスタートラインを切った我々にしてみれば、「大したことじゃない」と感じることがあるかもしれませんが、始めるかどうか迷っている当の本人にとっては一大事であるかもしれません。 そう考えると『体験に参加できた。』『やってみたい!』『上手くできなく …

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体罰のいらない指導法⑰「語彙力を高めよう!」

「くじけそうな自分を支えてくれたのは、いつも言葉の力だった!」 学校で教わらなかった 20代の辞書~千田琢哉著 より~ 子どもたちの心を強く、そして豊かに育むために「褒める」という言葉かけを行なっています。ただ褒めるという行為は他人によってもたらせるものであります。自らで強く豊かに成長できる方法はないものでしょうか? そこで注目したいのが『語彙力』です。 語彙力とは、「知っている言葉の数」として用いられることが多いのですが、同時に「言葉の解釈の幅」のことを指して使われるそうです。 冒頭の著者に色々教えていただいた中(本の中にも書いてあります。)から感銘を受けた話を以下に書かせていただきます。 「例えば「欠点」という言葉ですが、辞書には【不十分なところ。足りないところ】とありますが、語 …

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体罰のいらない指導法⑯「思いっきり遊ぼう!」

「さいしょはグー、じゃんけんホイ。」「タッチ返し有り無し。」・・・。 じゃんけんや鬼ごっこ、子どもの頃の遊びの中には小さな勝ち負けや協調性の積み重ね=「勝敗の要素」や、ルールやマナーを理解し遵守し(自分たちの都合の良い)ルールの作り上げ=「社会性を身につけるための要素」が多く含まれます。また、遊びはスポーツに含まれる要素でもあります。なので(他の誰か、異学年と関わる)遊びが大好きな子には「負けず嫌い=勝ち好き」が多いです。逆に言えば(負けず嫌い、勝ち好き)な子の多くは、よく遊んだ経験があります。そして、子どもの頃にたくさん遊んだ子は、ルールを作りそしてルールを守れるようになります。(鬼になっても捕まえられない、逃げれない、思い通りに行かない)歯がゆい挫折を経験し、立ち直ることを経験します。 …

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