赤尾修

体罰のいらない指導法⑮「リスペクト〜子どもたちとの約束は守ろう」

「リスペクト」=尊重 子どもたちに対してリスペクトしできているでしょうか? 今回は「約束を通して子どもをリスペクトする」という話です。 約束を守ることは、信頼関係を生むための1つの手段です。ある本には「信頼貯金」という表現で書かれていました。もちろん子どもたちとの関係においても例外ではありません。 子どもたちとの約束・・・、大人と違って契約をするような間柄ではありませんし、99.99%は口約束ではないでしょうか。 ですから、子どもの信頼貯金を貯めるには「口約束こそ全力で守る!」ことをお勧めします。 シチュエーションはたくさんあります。「次仕事が休みの時に○○に遊びにいこう!」「次のテストで100点とったら○○してあげる」「テレビゲームは宿題が終わってから」 約束したからには絶対 …

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体罰のいらない指導法⑭「やる気のスイッチを探る1」

1ヶ月ほどお休みをさせていただきましたが、今週より更新を再開させていただきます。 よろしくお願いします。 今回は子どもたちの指導の現場から観えてくる自主的に前向きに行動を起こすメカニズム 「やる気のスイッチ」についてです。 以前、この場で紹介させていただいた池上正さんの著書【サッカーで子どものやる気を引き出す10のおきて】 現場でも意識しながら指導させていただいています。 今回はその中から気づいたことの報告をさせていただきたいと思います。 〜★おきて2 模倣(もほう)させる「(仲間を)見て!教えてもらって」  大人が教科書ではない。真似することで気づきを促そう〜 より 実践しながら気づいたことは、「子ども自身が先生になれる」「教えることで理解を深める」「できるようになるスピードの早さ …

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体罰のいらない指導法⑬「当たり前のレベルを上げる」

「どうすれば、子どもが自分から進んでお手伝いできるようになりますか?」 最近、保護者の方にこのような質問をされました。 サッカーの時間と家庭生活での子どもの様子とは少しギャップがあるようです。 確かに、サッカーの練習後、コーンやビブス(*どちらも練習道具の名前です)を片づけてくれる子どもたちは、どことなく楽しそうに、時には競争でもするかのように片づけをやってくれたりします。実は、自分なりに仕掛けもしてありますので少し紹介させていただきます。 それは『当り前のレベルを上げる』作戦です。 どういうことかと言うと、例えば片づけをしてもらうために声をかけるのですが、「どうかお願いだから片づけをやってちょうだい」というニュアンスで片づけを頼まないことです。『片づけはやって当然』という考えのもと …

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体罰のいらない指導法⑫「答えを与え過ぎない」

今回は、ゴール(目標達成)に向かうための道筋と子どもの成長について話をさせていただきます。 目指すゴールが1つだとします。 しかし、ゴールにたどり着くまでの「道筋」は何通りもあるものです。また、その道筋を進むペースも人それぞれです。 わかってはいるものの、普段生活をしている中では「ゴールへの道筋、そして歩き方まで」 『答え』を与え過ぎてしまっていることにハッと気づかされます。 人は目標を達成するために、ルールに則ったうえで『判断』や『決断』の連続をいくつも体験します。 時には躓くこともあるかもしれませんが、この体験の積み重ねこそが自己の確立に繋がります。 では、大人はどのような点に注意し、子どもたちに接すればよいのでしょう? 子どもたちのお手伝い機会も多い『食器洗い』を例にあげて …

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体罰のいらない指導法⑪「子どもの力を引き出す」

『子どもの力を引き出す』 スポーツの指導は、技術を習得させることも大切なことですが、それよりも大切なのが人間力を育てることです。 【サッカーで子どもの力をひきだすオトナのおきて10】島沢優子(著)、池上正(監修)の作品紹介に書かれていた内容をそのまま引用させていただきます。 子育てに役立てていただけるヒントがあるかもしれません。 「やる気を妨げる」 NGワード 「どうしてできないの?」(感情的に叱る、子どもが萎縮するような否定) 「こうしなさい」(答えを一方的に指示する) 「どうせ〇〇だったんでしょ?」(思い込みや、価値観を押しつけてしまう) 「勝手にしなさい」(一方的な突き放し) こういった言葉は子どもの意欲をそぎ、自発的な成長を妨げる要因となります。 本書では、普段からよ …

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体罰のいらない指導法⑩ 「がんばる」禁止2

『言葉と意識の変化が行動を変える』 以前、「がんばる禁止」という話をさせていたことがります。 「がんばってはいけない」という意味ではなく、「がんばる」という抽象的な表現を具体的な行動に置き換えてみましょう!という話でした。 子どもたちが自主的に書いているサッカーノートに、最近また驚く変化がありました。 以前は、「フェイントできるようにがんばります。」という表現だったのが、 「まるせいゆるーれっとができるようにれんしゅうします。」に変化し、そこから以下の文章のように更に表現が進化しました。 ある子どものサッカーノートから できたこと ○ ○君があいてのうらにどびだしたのが見えたのでそこにパスを出すことができた。 できなかったこと あいてにパスコースをよまれていたのにパスをだしてあいてに …

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体罰のいらない指導法⑨ 「がんばる」禁止

「がんばる」禁止 「がんばる」禁止。と言い切っていますが、 これは、決して『がんばってはいけません。』という意味ではありません。 「がんばります。」は、大切なことです。 長い目で見ると、むしろがんばっていない人なんていないのではないか?!とさえ思います。 誤解を招かないようにもう少し詳しく言うと、"具体的行動が伴わない「がんばる」が禁止"ということです。 先日、「自主練習がんばります。」と子どもが私に言ってきました。 そこで私は「何をするの?」と尋ねると「・・・。自主練習です。」と、子どもは答えました。 実は、この子は周りの仲間と違って成長(昨日の自分を超える)が少し停滞していました。原因を掴みたかったちょうど良いタイミングだったので、そのまま「自主練習ってなにするの?」と聞き返 …

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体罰のいらない指導法⑧ 毎日決意する

「『もうしない。』って約束したでしょ!」 よくあるしつけの1コマです。 大人になった今、私も現在進行形で「言う方」「言われる方」のどちらも経験させていただいています。 今になってわかってきたことが1つあります。それは「『もうしない。』って約束したでしょ!」のあとに引き続き、知らず知らずのうちに「言ったことを守らないからもうあなたはダメ!」とダメの烙印を押してしまっている可能性があるということです。 ここで言うダメの烙印とは、失敗した人の人格まで否定してしまうことです。 スポーツでもルールがあって、それを破った場合はペナルティーが課せられます。サッカーではイエローカードで警告、イエローカードを2枚もらうとレッドカードに変わり、審判から即刻退場を命じられます。しかし、そこまでです。 だ …

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体罰のいらない指導法⑦ 観る

「観る」  オフ・ザ・ピッチにおいての「観る」は、①自分を観る、②仲間を観る、③周りを観るの3点に集約されます。人は、人との関わりの中で暮らしています。そこで、まずは自分をしっかり観ることで、今すべきことは何か?それは自分本位の行動ではないか?集団にとって有意義な行動なのか?を判断する。仲間を観ることで、自分の行動が有意なものであったかどうかが分かる。また最善の関わりを見つけることができる。そして、周りを観ることで、つながりの大切さが分かる。周りを観ずに、自分勝手な行動しかできない人に信頼は生まれません。自ら考え行動する力は身につきません。  やはり、オフ・ザ・ピッチにおいても「観る」ことから判断が生まれます。判断する力をつけることが自立につながります。 〜以下省略〜 テクニカルニュー …

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体罰のいらない指導法⑥ 体験

卒業、進級、進学、就職 様々な節目を迎える人が多い時期です。 弊クラブでも、この時期「6年生を送る会」「卒団記念大会」「春のツアー」という 子どもたちの成長をサポートする体験の機会を設けています。 以前、見つけたコラムがとても心に残っています。 品川区立第一日野小学校『校長のコラム』 ~中略~ その方によれば、「戦争体験」とは言うが、「戦争経験」とはあまり言わない。「感動体験」とは言うが、「感動経験」とは言わない。同じように戦争を経験しても「戦争体験」という言葉を使う人は、戦争を経験することによって、その後の生き方や考え方に大きく影響を受けた人が多いのだそうだ。悲惨な戦争を体験した人は二度と戦争を起こしてはならないという考え方に行き着くし、どんなに悲惨な目にあっても生きてさえい …

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