帰ってきた! 神田やぶそばの名物メニュー

2014.11.05

最近なにかとバタバタしておりまして、週刊であるはずの当コラムが、すっかり月刊ペースになっております。緩んでしまったフンドシを締め直し、週刊ペースに戻しますので、以降も変わらぬご支援ご鞭撻を賜わりたく存じます。

さて、昨年2月の出火以来、一時閉店を余儀なくされた神田のやぶそば。
10月20日にめでたく再オープンを果たしたのはご存知の通り。

新聞各紙で賑々しく報じられ、テレビのニュースにも取り上げら、ちょっとした「騒動」でありました。出火と再建がそれぞれ全国紙の記事になる蕎麦屋など、日本広しと言えども当店を置いて他にはありますまい。それほど「神田やぶそば」はビッグネームであるのです。

「かえし」を保存していた容器が消失してしまい、以前の味が再現できるのかと不安の声も聞かれましたが、そこはさすがの神田藪。汁の味も蕎麦の喉越しも以前と変わらぬ確かなものでありました。おかみさんの「せいろぉ。いちまぁい」という江戸前の名調子も健在で、「やぶが帰ってきた」と心より嬉しく思う次第であります。

開店後しばらくは、店の前に長い行列が出来ておりましたが、最近になり、ようやく落ち着きを取り戻してきたようです。無論お昼どきは今でも待たなければなりませんが、少し時間をずらせば大丈夫。新築なのにしっとりと落ち着きのある新店舗にぜひ行ってみてください。

さて、蕎麦屋で蕎麦をたぐるのは当たり前ですが、やぶへいったらぜひサイドメニューにも挑戦してみてください。板わさか玉子焼きをアテに温燗をひとつ。仕上げにせいろをたぐって、長尻をせずにサッと引き上げる......。これが正しい江戸っ子の蕎麦の食い方であります。

Photo1:これが「かんだやぶそば」の板わさです。板わさの「板」は板蒲鉾も板です。

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シンプルイズベスト。この威風堂々の佇まいはどうでしょう。小田原産の極上蒲鉾です。やはり蒲鉾には日本酒が合いますねぇ。醤油はドブドブ付けずに先の方だけをチョンと付けましょう。

Photo2:こちらは鴨ロース。合鴨の胸肉です。

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これもまた美味しい。しかし鴨と葱はどうしてこんなに合うのでしょう。

Photo3:そしてこちらは刺し身湯葉。刺し身というよりもぶつ切り状ですが、これがまた旨い。

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いやー。写真を眺めてこんなことを書いていたら、すっかり腹が蕎麦モードになってしまいました。今日の昼は神田までクルマを飛ばしますか。

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