花男な生活~9月の花・のトリビア

2014.09.11

今から150年前に来日したイギリスの学者がおどろいたこと、
それは日本人がみな花好きであること!

花や緑を愛する心は、大名から町人、農民まで身分をこえて大切にされてました。
しかも、古来、花を生けていたのは男子がメインだって知っていました?

ここでは、季節の花にまつわるちょっとした話や風習、また簡単な生け方の技術などを
わかりやすく書き、道ばたの小さな花に足を止められるような
ステキな花男になってもらえたら......と思います。   紅炎

【第29回目】
~9月の花、彼岸花~

日本の歴史や文化に花はつねに隣にいます。
歴史好きな女子、歴女など、花を歴史から覚えるのも面白いと思います。
花の歴史や逸話など好きな男子
花男......こんな言葉が流行ればよいですが......。


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いちめんの赤い花
埼玉の「巾着田」の一コマです

別命
「曼珠沙華」
曼珠沙華は法華経にでてくる梵語で
赤い花をさします。
天上界に咲く「赤い花」。
秋の彼岸の頃に咲くので、和名は「彼岸花」。
実は
100以上の別命をもつ花で
花が咲く頃には葉がないので
「はみずはなみず」。
「死人花」「捨て子花」「火事花」「幽霊花」など
あまり良い意味ではない名前も多いです。
これは
根のところにリコリンという毒があり
危険な植物という、先人の知恵もあったでしょう。
実際
根の毒は、ネズミなどの駆除のために
堤や田の縁、墓地に植えられ繁殖しました。


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ほかには
いちしばな(山口)
いちじばな(福岡)
など地方独特の呼び名があるようです。


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上の写真は、地元湘南の小さい川の土手
こんな近くに
素敵な場所があるのを、昨年知りました。

開花時期は9月中頃、
ほんとうに秋の彼岸近くになると咲き始めます。
梅にはじまり、桜や菖蒲なども
近年開花時期がずれたりしますが、
彼岸花は気がつくと、彼岸の頃に咲いています。

原産地は中国ですが、古く日本に救荒植物としてつたわり、全国に人間の手で広まりました。

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次回も
彼岸花のお話の続きをお届けいたします。

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