京都の夏、日本の夏、五山の送り火

2014.08.19

お盆も終わり、長い方だと9連休というお休みで、『ロスお盆症候群』のみなさんも多いことと思います。
京都の夏の終わりを告げるのは、世間では大文字焼きと呼ばれる五山の送り火です。
今日は五山の送り火について、少し触れたいと思います。
OK001.JPG

さきほどの写真は一番有名な『大文字』です。
京都大学の近く銀閣寺から登れる如意ヶ嶽にて20時に点火します。
今年の京都は、豪雨がとても多く、8/16(土)も前日の夜中から豪雨が降り続き、京都市内は至る所で冠水するという事態になり、送り火も中止になるのではないかと危惧されていました。

実際にニュースでも
---
気象庁によると、京都市では16日午後0時46分までの1時間で87・5ミリの猛烈な雨が降った。ほかの場所でも1時間で50ミリを超える非常に激しい雨が降り、兵庫県三田市では66ミリで観測史上最大を記録。大阪府能勢町では60ミリ、滋賀県米原市では57・5ミリといずれも8月の観測史上最大を記録した。気象庁は16日午前6時からの24時間雨量について、多いところで150ミリと予想している。
(朝日新聞デジタル「近畿各地、局地的な大雨 高速通行止め・電車にも影響」より 2014/08/16 13:36)
---
と言われていたし、こんなに雨では燃えないのではないかと噂されていた。しかし・・・
---
左京区の如意ケ嶽では、時折降る雨の中、大文字保存会の会員たちが組み上げた護摩木をぬらさないよう、火床にシートをかけて点火を待った。理事長の山本正さん(62)は「先祖から続く盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事。何があっても16日に火を付けるという思いです」と夕暮れの山上で語った。
(京都新聞デジタル「雨上がり、浮かぶ炎 五山送り火」より 2014/08/16 22:30)
---
という見事な努力により、またご先祖様の精霊のおかげか、点火一時間ほど前には雨が上がり、無事に送り火が点火された。
ちなみに、
大雨による増水で鴨川河川敷での観覧が禁止されるなどし、主な場所の人出(約4万人、京都府警調べ)は記録の残る1966年以降で最も少なかったとのこと。

他にも『妙』
OK002.JPG
『法』
OK003.JPG
『舟形』
OK004.JPG
そしてここからは写真では撮れなかった『左大文字』、場所的に厳しい『鳥居』と点火された。

これぞまさに日本の夏の風物詩であり、これを見ないと夏が終わらないという方も多いと聞く。
毎年8月16日午後20時から30分ほどですがいつかご覧になってください。

『五山の送り火』とは
荘厳な夏の夜を演出する「五山送り火」。
お精霊(おしょらい)さんが帰らはる―。夏の夜空に燃え盛る五山の送り火は、お盆の精霊を送る宗教行事ですが、京都の夏の風物詩としてあまりにも有名です。午後7時50分頃から市内のビルが照明を落とすと、市中は静寂と独特の厳粛なムードに包まれ、午後8時にまず東山如意ヶ嶽(ひがしやまにょいがたけ)に大の字が浮かび上がります。5分に続いて松ケ崎西山に「妙」・東山に「法」、10分に西賀茂船山に「船形」、15分衣笠大北山に「左大文字」、最後に20分に嵯峨鳥居本曼荼羅山「鳥居形」が灯ります。各山とも約30分間、火が灯り続ける五山の送り火は、京の夏の終焉を飾る行事でもあります。よく見えるところ は「大文字」が賀茂川(鴨川)堤防 / 丸太町橋~御薗橋の間、「妙」北山通 / ノートルダム女学院付近、「法」は高野川堤防 / 高野橋北付近、「船形」は北山通 / 北山大橋から北西、「左大文字」は西大路通/ 四条以北~金閣寺にかけて、「鳥居形」は桂川の松尾橋や広沢池など、船岡山山頂からは鳥居形を除く四山が見えると言われていますが、全国から多くの人が集います。また毎年好評の鑑賞バスなどもますます人気を呼んでいます。車での移動や、混雑にはくれぐれもご注意下さい。
★屋外灯,広告灯などの消灯について(京都市文化市民局からのお願い)
五山送り火の情緒を守るために,ネオン灯,屋外灯,広告灯などの一時消灯について御協力をお願いします。ただし,山科区及び伏見区を除きます。
消灯時間:8月16日午後7時50分から午後8時50分までの1時間
http://kyoto-design.jp/event/9320

媒体資料