【本気の筋トレ】家を出るまでが勝負

2014.02.05

一般の方へトレーニング指導をすることにおいて、指導者としての大きな課題は、クライアントに運動を継続してもらうことです。これさえできれば指導はほぼ成功したと言っても過言ではありません(指導者側が適切なプログラムを提供できる、という前提ですが)。運動を行なうことによる恩恵は『長期的適応』にあり、長く安全に続ければ続けるほど大きくなっていきます。よって、指導を受けるにしろ自主的に行なうにしろ、継続することが重要なポイントになります。

運動を継続するというのは、つまり習慣化するということです。

逆にいえば、「運動をしないという習慣」をどれだけ排除できるか。人間は適応したことに対して快適さを感じるものですから、変化することに対しては不安や違和感が伴います。

これらを乗り越えて習慣化するにはどうすればいいのか? 方法論はいくつかあります。たとえば、

○お金を前払いして指導者の指導を仰ぐ、もしくはジムへ入会する: 「お金を払ってしまったのだからやらざるをえない」
 これはある程度自分にとって高めの金額にしないと効果を発揮しません。

○一緒に行なう仲間を作り、あらかじめスケジュールに入れてしまう。
 仲間の中に、「やるといったらやる」的な人間がいると効果的です。

◎行動のハードルを下げて少しずつ習慣化する。
 「運動しよう」という部分にフォーカスするのではなく、『運動する準備をして家を出る』ことにフォーカスする方法です。一度家を出て道を引き返してやっぱりやめる、という人は相当な頑固者ですが、これだけでもかなり運動の頻度を高められます。会社にウェアを持参するのと一度帰ってから向かう、というのでもおそらく習慣づけの効果は変わってくるでしょう。


 運動をすることに抵抗を感じる人の多くは、「面倒だ」「きつい」「慣れないことを行なうことに対する不安」などの気持ちを持っています。
であるならば、それを強制的に払しょくするようなアクションを起こす、もしくはハードルを下げた行動を起こすことで少しずつ慣らしていくのです。
 いずれにしても、「なぜ運動するのか」という目的が明確でなければなりません。それは外的なものにしろ内的なものにしろ、必要です。

 一度習慣化してしまえば、運動には精神面を強化し、心地よさをもたらす効果がありますから、継続するのは容易になってくるでしょう。
運動やダイエットは、最初が一番大変なのです。これは指導者側も、運動を行なう(クライアント)側も一緒です。

(木村 繁)

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