【MAFILYS流スーツ論】Made in Japan製品におけるもの作りへのこだわり【第29週(松井孝浩)】

2015.03.30

 

本日は、私達が特にこだわっている縫製(日本のもの作り)についてご紹介させて頂きます。

昨今では、ほとんどの衣料品が海外生産で行われている中でMade in Japanにこだわる理由は、国内だから出来るお客さん目線のもの作りが可能だからです。お客さん目線とはまさにお客さんのニーズ、日本人が好むものは他の国の人と比較した際に特に細かいところを気にする人が多いと感じます。

作り手の細部にまでこだわったもの作りの考え方が、Made in Japanを世界が認める品質にしていると思います。

 

細部にこだわったもの作りの考え方は着心地の良さに反映されています。

現在では、海外生産と比べて使っているミシンや縫製の技術にはほとんど変わりはないと言われています。しかし、もの作りの考え方で出来上がりの着心地が変わります。

例えば、あまり知られていませんが着心地をよくする為の工程の一部として、実は裏地のシワ、余りが関係しています。

裏地にシワ、余りをつくるということは、ゆとりをつくることになります。つまり動きがある部分には裏地のゆとりがある為、腕を伸ばしたり、上げたりする際の動作をスムーズにする効果があります。

 

以下の写真をご覧下さい。

 

写真1(裏地背中心のきせかけ、横ダーツ)

 

 

 

darts1.jpg写真2(横ダーツ) 

 

 

 

 

darts2.jpg写真3(腕を伸ばしている動作)

 

 

 

 

arm-front1.jpg

 

 

 

arm-side1.jpg腕を動かす際には、肩甲骨も動きますので背中心に「きせかけ」というゆとり(写真1)を作ってあります。

そして肩を前に出す動作をスムーズにする為の横ダーツ(写真2)も入っています。

 

このように、部分的な工程1つとってもMade in Japanの製品にはこだわりがあります。

今回は裏地と着心地の関係について書かせて頂きました。

次回もMade in Japan製品のこだわりについて説明させて頂きたいと思います。

 

 

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