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誠実であること。それはどんな状況でおいても大切なことです。
しかし常に誠実であり続けることは、実はとても難しいことですよね。
これまで様々な老舗の方のお話を御伺いしてきましたが、
信頼によって成り立っているということは皆様がおっしゃっていました。
時代を越えて企業として長続きする秘訣。
それは、実はとてもシンプルなことの繰り返しの中にあるのかもしれません。
今回は豊島屋、吉村さんのご紹介で、明治13年から神田で蕎麦屋を営み続けているかんだやぶそばの取締役、堀田康太郎さんにお話をお伺いすることができました。
飲食業としてダイレクトにお客様の商品に対する反応が取れる、という環境もあるのでしょうが、「どう喜んでもらえるか?どうおいしいままで食べてもらえるか?」という言葉がお客様に対してどう誠実にあるかの姿勢としてとても印象的だった取材です。
「おいしいおそばを、気持ちよく」かんだやぶそばさんです。
◆明治13年創業 かんだやぶそば

かんだやぶそばの歴史は、初代が「やぶそば」の連雀支店を譲り受け、
屋号を「かんだやぶそば」としたことから始まります。
「薮蕎麦」というのは、もとは愛称だったというのを知っていましたか?
藪の中にお店を構えていたことから、人々から「薮(やぶ)」と親しみを込めて呼ばれていたそうなんです。現在のかんだやぶそばさんも、太平洋戦争の戦火を乗り切った敷地内に、美しい庭のある大変風情のあるものとなっています。
支店は他にもあったそうですが、現在直系としてお店を構えているのはかんだやぶそばさんだけとなっているそうです。
かんだやぶそばさんといったら、とても綺麗な青味がかった蕎麦で有名ですよね。
これも創業者七兵衛さんが夏場のヒネの時期にそばもやしの青汁を打ち込んで清涼感と新そばの青みを出そうと工夫したものが起源なのだそうです。
冷蔵庫も無く保存技術が無かった昔は、保存が難しく変色してしまうお蕎麦をなんとかしてお客様においしく食べてもらうため、様々な工夫をしていたのですね。現在は、保存技術や流通の向上によってより新鮮なそばを食べることが出来るチャンスが増えているそうです。
◆地域貢献の大切さ
かんだやぶそばさんでは、堀田さんの祖父にあたる3代目の方から地域貢献を精力的にされているそうです。
「町が栄えていなければ、一つの店舗がどんなに頑張っていてもいつか衰退してしまいます。
お店が長く無理なく続けていくためには、地域が活性化していなければいけません。
地域があるから私達がある、という考えの下で当然やるものだと思っています。」
と語る堀田さん。
お店を訪ねてきたお客様が地域の人に場所を聞いた時、「あそこは良いお店だよ」と言っていただけたらとても幸せ。その姿勢こそ、神田という町でかんだやぶそばさんが昔ながらの形で営業を続けることのできる秘訣なのでしょう。
監修 宮本芳彦
文責 林正勝
老舗編第10回 かんだやぶそば<後編>
伝統塾
かんだやぶそば公式サイト
ウィキペディア:かんだやぶそば
東都のれん会
ウィキペディア:東都のれん会
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1880年(明治13年)に創業。 東京都選定歴史的建造物に選定されている |
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- 林正勝
- traditional a go go!








































